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「お山の教室」第12回 『奥多摩 遭難防止対策学』

開催月日:2013/6/29(土) 13:30~15:30 (開場:13:00)
受講料:500円
講師:金 邦夫さん(元青梅警察署山岳救助隊副隊長)
場所:板橋区ハイライフプラザ(JR埼京線板橋駅から徒歩1分) 略図は返信はがきに記載します

主な内容

私たちにとって最も身近な山域の一つ:奥多摩でも様々な遭難事故が発生しています。
どんな場所でどんな事故が発生したか、それを再発しないためにはどうすべきかを永年現場で携わってきたオーソリティーから学びましょう。

レポート

講師の紹介の後、警視庁青梅警察署山岳救助隊の活動の模様をDVDで映写し、講演に入る。
東京都の奥多摩エリアにおいては、青梅警察署管内では年間40件前後発生し、死者、行方不明は5~6名に上り、これに五日市警察署、高尾警察署を合計すると、東京都の山で、発生する山岳事故は数十件、死者、行方不明数も10人近くになるとのことです。
奥多摩の山は、手軽なイメージがありますが、谷は深く尾根は急峻で、100メートルも転落すれば死亡します。このような身近な山で遭難して、死亡したり重軽傷を負ったりする登山者があとを絶たないとのことです。事故は、下り始めが3/4占めるそうです。
道迷いの遭難例や、川苔山の百尋ノ滝付近からの転落事故などの例をあげて解説して頂きました。遭難時の位置の確認は、救助隊に鏡、カメラのフラッシュ、光るシートなどを向けるのが有効との事でした
最後に、「迷って、沢に下りて行けば死ぬぞ!」と「下着は金をかけて高い物を着けろ」(保温性、吸湿性の高いもの)との言葉が印象的でした。

講座のようす

お山の教室 「奥多摩学」クイズ

講座を始めるに先立って、受講者の皆さんがどんなことをご存知かを知りたくクイズをさせていただきます。楽しんで回答してください。

1.金さんの著作はどれでしょうか
①奥多摩登山考
②やまなみ歩き
③バリエーションハイキング
正解:①
2.次の山で奥多摩で1番高いのは
①大岳山
②川苔山
③三頭山
正解:③
3.奥多摩の雲取山が載っている5万分の1図は
①秩父
②三峰
③丹波
正解:②
4.団体行動について間違っているのは
①事前に目的の山について地図やルートを調べる
②前の人について歩けばよい
③リーダーの指示に従う
正解:②
5.単独行について正しいのは
①経験が浅くても高水三山など低い山なら心配ない
②若い人は体力があるから初めての沢や岩場も問題ない
③高齢者は体力、実力に合わせ余裕のある行動をする
正解:③
6.遭難の可能性が低いのは
①悪天候でも歩きなれた山なら問題ない
②体調不良でも山に行く
③年をとると反射神経、注意力が低下するので無理をしない
正解:③
7.登山用具で必要なものは
①地図・磁石
②ヘッドランプ
③ツエルトや防寒具
正解:①②③
8.救助要請について間違っているのは
①軽い捻挫で歩けそうだったが要請した
②骨折し歩けないので、携帯で要請した
③救助隊が来るまで、指定された所より動かなかった
正解:①

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