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「お山の教室」第42回 『知られざる奥多摩の魅力』

開催月日:2015/12/15(火)13:30~15:30
講師:堀江孝之さん(多摩ビジターセンター センター長)
場所:板橋区ハイライフプラザ
資料:ビジターセンターより次の資料配布。
『奥多摩ビジターセンターのパンフレット』『奥多摩を歩こう!既刊号のパンフレット(四季折々の解説)』
参加人員:27名

 

主な内容

みなさんおなじみの奥多摩。その玄関口、奥多摩駅のすぐ近くにビジターセンターがあることはご存じの方も多いかと思います。
その施設で、登山・ハイキング・自然・歴史・文化・観光など多岐にわたり、情報提供や利用指導に励んでらっしゃるのが堀江さんです。
案内解説や体験コーナーの提供、自然教室や実踏調査の実践など、奥多摩の自然の中で入手した様々な情報や山の魅力を、多くの映像を基にたっぷりと紹介して頂きます。
皆様のお申込みをお待ちしています。

 

レポート

プロジェクターにより画面を見ながら奥多摩の冬から秋までの四季を解説頂いた。

1 多摩の概要

東京都奥多摩ビジターセンターは奥多摩駅徒歩2分のところにあり、昭和63年に設立、7月で27周年を迎えた。その業務内容や情報提供、ガイドなど説明される。
大正後期に奥多摩と呼ぶようになり地形図で概況を説明。
関東山地の笠取山に発する丹波川で多くの谷川を合わせて小河内ダム(奥多摩湖)に入る。
ダムより下流は多摩川と名を変えて氷川で日原川を合わせ、白丸、鳩ノ巣、御岳など渓谷を作りながら山地を縫って青梅で関東平野にでる。

2 地形と四季

山は花崗岩から堆積岩が主流である。
奥多摩湖を中心に取り囲む山々が季節、標高などにより自然の姿で訪れる人々を楽しませ沢山の人が来て頂いている。


雲取の周辺の新緑 4月に木の芽は萌黄色 6月に新緑となる。
ツツジ、ハウチワカエデ、オオイタヤメイゲツ、ハナイカリソウ
30種以上のスミレ自生(タチツボスミレ、キバナノコマノツメ
ツボスミレ、アオイスミレ、ナガバアノスミレサイシン、シコクスミレ)など


ウツギのうち7-8月に咲くフジウツギは葉がウツギに似て花は藤に似るもの、ガクウツギも樹形がウツギに似て花の周りに装飾花をつける、ウメウツギは花がほかのうつぎに比べ遅い時期に咲くなど珍しい種類の解説。


山の標高及び時期により紅葉を楽しめるなど具体的に解説。
キバナノアキギリ、カエデの20種が季節、標高により移り変り楽しめる。
800mは黄緑色になるという。1200m 11月黄葉。1500m 11月赤黄 多い
むかし道は11月末~12月初めまで楽しめる。
風が吹くとグラデーシヨンの紅葉。


積雪期は樹林の中、登山道で動物の足跡の観察に最適。
雪上に付けられた足跡によりどのような動物が行動しているかわかる。
尾根上、ピークでは霧氷など樹木の氷結も美しい季節である。

世話人:松本光司

 


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