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新ハイキングクラブ 「お山の教室」

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「お山の教室」第84回
『地図読みスキル・ステップアップ講座 Ⅲ』

開催月日:2019年6月20日(木)13:30~15:30
講師:近藤雅幸さん(新ハイキングクラブ山行リーダー)
場所:板橋区ハイライフプラザ
参加者:21名

 

主な内容

①前回までの復習(地図、等高線、尾根、谷など)
②コンパスの使い方と方位の確認(実技)
③地図記号について
④現地研修での確認すべきポイント
⑤コースの先読みについて
⑥質疑応答

 

レポート

講座の様子 講座の様子

毎回好評を博している近藤雅幸さんによる地図読み講座スキルアップ編3回目(通算5回目)の講座です。
前回までの入門編の実施を得て、前回はさらに具体的な地図読みのレベルアップを目指し開講しました。

① 「前回までのおさらい」ということで、ピークや尾根、谷などの地形の理解を確認する演習から始まりました。ピークや尾根、谷、鞍部などを説明する箇条書きの文章を読んだだけで地形図上での表現がイメージできるようになった参加者も多い様子です。プリントされた地形図に書き込むことで改めて確認もできました。

② 会場(板橋)と羽田空港、高尾山などが指定された地形図を基にベースプレートコンパスを使って自分が正しい方向を向くことができるのか、という演習をしました。全員正解なら、一斉に同じ方角を向いて立つはずですが…。ちょっと時間がかかりました。

③ 国土地理院のホームページを活用し、地図記号とそれが示す、代表的な地形を画像で確認しました。地理院地図はスマホで簡単に閲覧でき、自由に拡大できますので、中高年には適したツールだなと再認識しました。

④ 3日後に実施の実地研修を見据え、当日歩くルートを示した地図上に、「どこで確認すべきか」をマークしていきました。プリントされたルートは直線距離にすると1.5kmほどですが、この間に20か所も立ち止まって確認すべき場所がありました。ピークや鞍部、ルートの方向が変わる場所はもちろんですが、斜度が変わるポイントも確認すべき、というお話でした。常に現在地を把握しておくことの重要性を感じました。

⑤ 近藤さんのお話によると「自信のある人ほど迷う」そうです。それは自身の行動に疑問を持たないから。地形図とコンパスは見られる状態にしておき、常に自分は今、どこにいるのか、この先の地形やルートはどうなるのか、「先読み」することで間違いにより早く気付くことができ、それが「道迷い遭難」の防止になる、とわかりました。「常に疑問を持つ」姿勢を大切にしたいと思います。

講師の近藤さん、ありがとうございました。

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